「おすすめのピル選び!高避妊率で安心できるピルの全知識」
はじめに:ピルとは何か?
皆さん、こんにちは!今日は、避妊方法の一つである「ピル」について、初心者の方にも分かりやすくご説明します。ピルとは、主に女性が服用する避妊薬のことを指します。
これには主に二種類あり、「低用量ピル」と「緊急避妊ピル」がありますが、今回は特に低用量ピルに焦点を当てて話を進めていきましょう。
ピルの選び方:どのピルが自分に合っているか?
避妊ピル(経口避妊薬)は、様々な種類があり、それぞれの特徴や効果が異なります。自分に合ったピルを見つけるためには、以下のポイントを考慮し、医療専門家との相談を通じて選択することが重要です。
1. 健康状態の評価
- 医療歴の確認:
- 既往症(心血管疾患、糖尿病、肝障害など)や家族歴(血栓症やがんのリスク)がある場合は、特に注意が必要です。これらの情報を基に、医師は適切なピルを選ぶ手助けをしてくれます。
- 現在の健康状態:
- 体重、血圧、代謝に関する健康状態を医師に伝えます。これにより、リスクや副作用の可能性を把握することができます。
2. ピルの種類を理解する
- 複合ピル:
- エストロゲンとプロゲスチンの組み合わせ。高い避妊効果とともに、生理痛の軽減やPMS症状の改善が期待されます。
- ミニピル:
- プロゲスチンのみを含むため、エストロゲンが含まれない女性に適しています。毎日同じ時間に服用する必要があります。
- 拡張サイクルピル:
- 長期間ホルモンを摂取でき、月経の日数を減らすことが可能です。生理痛を軽減したい方に最適です。
3. 使用目的を明確にする
- 避妊以外の目的:
- ピルの使用は避妊だけでなく、月経痛やPMSの症状固定、肌の状態改善など複数の目的があります。目的に応じて適切なピルを選びます。
4. 副作用の理解
- 副作用の特徴を知る:
- ピルには一般的な副作用(吐き気、頭痛、乳房の圧痛など)があることを理解し、自分に合ったものを選ぶ際には、この点を考慮することが重要です。
- リスクの評価:
- 脂肪や血栓症のリスクがある方は、エストロゲンを含むピルの使用を慎重に検討する必要があります。医師の指示に従いましょう。
5. ライフスタイルに合わせた選択
- 服用の便利性:
- 自分の生活リズムに合わせて、毎日定められた時間に服用できるかどうか検討します。特にミニピルは、服用時間の厳密性が求められるため、自分の生活スタイルにその点を考慮することが重要です。
6. 経済的要因の考慮
- 価格の確認:
- ピルの価格は、種類やブランド、お店によって異なります。感情的なサポートと同時に経済的な負担も考慮しながら最適な選択をしましょう。
- 保険の適用:
- 日本ではピルは基本的に保険適用外ですが、医療の必要がある場合に保険が適用されることがあるため、医療機関で確認しておきます。
7. 定期的なフォローアップ
- 体調と効果の確認:
- ピルを使用する際には、定期的に医療機関で健康状態を確認し、副作用や効果について相談することが大切です。
ピルの正しい使い方とは?
ピル(経口避妊薬)は、正しく使用することで高い避妊効果を発揮し、さらに生理管理やホルモンバランスの整えに役立ちます。以下に、ピルの正しい使用方法について詳しく説明します。
1. ピルの種類を理解する
- 複合ピル(Combined Oral Contraceptives):
- エストロゲンとプロゲスチンを含む。一般的に多くの女性に処方されます。
- ミニピル(Progestin-Only Pills):
- プロゲスチンのみを含むタイプで、エストロゲンに対して過敏な女性や授乳中の女性に適しています。
2. 医師との相談
- 健康状態の確認: ピルを使用する前に、医師に健康状態や病歴を説明し、最適なピルを選ぶための診断を受けます。これには、既往歴の確認、ライフスタイルの評価、使用目的の明確化が含まれます。
3. 服用開始のタイミングを決める
- 初日スタート: 生理の1日目からピルを服用すると、すぐに避妊効果が得られます。
- クイックスタート: 生理が始まる日以外に服用を開始することができ、最初の7日間は追加の避妊方法(コンドーム等)を使用することが推奨されます。
4. 毎日同じ時間に服用する
- 服用の一貫性: 毎日決まった時間にピルを飲むことで、ホルモンバランスを安定させ、避妊効果を最大化します。特にミニピルは厳密な服用時間が求められます。
- リマインダーの活用: スマートフォンのアラームやその他のリマインダーアプリを使用して、服用を忘れないように工夫します。
5. 飲み忘れたときの対処法
複合ピル
- 1錠飲み忘れた場合: 気づいたらすぐに忘れた帳を飲み、次の錠剤も通常通りに取ります。基本的に避妊効果は維持されます。
- 2錠以上飲み忘れた場合: 飲み忘れた日を考慮して指示を確認し、必要に応じて医師に相談します。通常、7日間は追加の避妊方法(コンドーム等)が必要です。
ミニピル
- 3時間以上遅れた場合: 気づいた時点ですぐにその錠剤を飲み、以降は通常通りに戻します。その場合、48時間の間は追加の避妊方法を使用することが推奨されます。
6. 薬物相互作用に注意
- 他の薬との確認: 他の医薬品(抗生物質や抗うつ薬など)との併用は、ピルの効果を減少させる可能性があります。新たに別の薬を使用する際には、必ず医師または薬剤師に相談し、必要に応じてアドバイスを受けます。
7. 健康状態のフォローアップ
- 副作用のモニタリング: ピル使用中に気になる副作用が生じた場合、速やかに医療機関を受診します。特に、長期使用による健康への影響については定期的なチェックが必要です。
- 体調の変化の記録: ピルを使用し始めた後に感じた体調の変化を記録しておくことで、次回の受診時に医師に相談しやすくなります。
ピルのメリットとデメリット
記事監修医師プロフィール
理事長/KOBE美容皮膚科
山本 周平
国立神戸大学医学部卒業 製鉄記念広畑病院勤務(形成外科、皮膚科、内科に従事)
中谷病院勤務(内科に従事)
湘南美容クリニック勤務(美容医療に従事)
神戸朝日病院(内科、皮膚科に従事)
複数の有名クリニックにて勤務 美容クリニックにて院長を歴任
2019年8月にお客様第一のクリニックを作るため、当クリニックを開業 2020年8月に医療法人康徳会理事長に就任