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「おすすめ治療法でさよなら!ニキビ跡クレーターを効果的に改善する方法」

おすすめ治療法でさよなら!ニキビ跡クレーターを効果的に改善する方法

ニキビ跡のクレーターは、ニキビが治った後に肌に残る凹凸のことです。このタイプのニキビ跡は、皮膚の深い層までダメージが及んでいるため、通常のスキンケアだけでは改善が難しく、専門的な治療が必要となることが多いです。ここでは、クレーター型のニキビ跡を効果的に改善する治療法について詳しく解説します。


1. ダーマペン(マイクロニードリング)

**ダーマペン(マイクロニードリング)**は、肌の再生力を利用して、ニキビ跡や毛穴の開き、シワ、たるみなどの肌トラブルを改善する人気の美容治療です。肌に微細な針を刺すことで、肌の自然治癒力を引き出し、コラーゲンやエラスチンの生成を促進します。以下、ダーマペンの仕組みや効果、治療の詳細についてさらに詳しく説明します。

1. ダーマペンの仕組み

ダーマペンは、微細な針を使って皮膚に数千の微小な穴を作ります。このプロセスは、肌に軽度の「傷」を与えることで、自然な治癒反応を引き出し、以下のようなメカニズムで肌の再生を促します:

  • コラーゲン生成:針による刺激で、肌の深部にある真皮層が刺激され、コラーゲンやエラスチンの生成が活性化されます。これにより、肌が内側からふっくらし、凹凸やシワが目立たなくなります。
  • ターンオーバーの促進:肌のターンオーバーが加速され、古い角質やダメージを受けた肌細胞が排出され、新しい肌が再生されます。

2. ダーマペンの主な効果

ダーマペン治療は、幅広い肌の悩みに対応できる治療法です。以下のような肌の問題に対して効果を発揮します。

(1) ニキビ跡の改善

ダーマペンは、特にクレーター型のニキビ跡に対して高い効果があります。真皮層に働きかけてコラーゲン生成を促すことで、凹凸のある肌が滑らかになり、ニキビ跡が目立たなくなります。

(2) 毛穴の引き締め

肌の再生力を高めることで、毛穴の引き締め効果もあります。これにより、毛穴が目立たなくなり、肌全体が均一で滑らかな質感に改善されます。

(3) 肌のハリとツヤの向上

コラーゲン生成が活性化するため、肌にハリとツヤが生まれ、若々しい印象の肌へと導かれます。特に加齢に伴うたるみや小じわの改善に効果的です。

(4) 色素沈着の改善

ダーマペンは、色素沈着シミの改善にも役立ちます。施術後の肌再生過程で、メラニンの排出が促されるため、色ムラやくすみが徐々に薄くなります。

(5) 肉割れや妊娠線の改善

ダーマペンは、顔だけでなくボディにも使用でき、特に肉割れ妊娠線などの皮膚の深部にできた傷跡を改善するのにも有効です。


3. ダーマペン治療の流れ

(1) カウンセリングと肌診断

治療前に医師とのカウンセリングが行われ、肌の状態を確認し、最適な治療計画を立てます。肌のトラブルの種類や深さに応じて、針の深さや施術方法が決定されます。

(2) 麻酔と施術準備

施術前には、痛みを軽減するために麻酔クリームを塗布します。麻酔が効いた後、実際のダーマペン治療が開始されます。針の深さは0.25mm〜3.0mmまで調整可能で、治療部位や目的に応じて選ばれます。

(3) 施術

麻酔が効いた後、ダーマペンで肌に細かい針を刺し、微小な穴を作ります。この傷が治る過程でコラーゲンやエラスチンが生成され、肌の再生が促進されます。施術自体は約30〜60分で完了します。

(4) アフターケア

施術後は、赤みや軽い腫れが数日続くことがあります。治療後の肌は敏感な状態になるため、保湿と紫外線対策が重要です。また、鎮静パックなどのケアが施されることもあります。


4. ダーマペンのダウンタイムと副作用

ダーマペンは、比較的ダウンタイムが少ない治療法として知られていますが、個人差があります。通常、赤みや腫れは1〜3日程度で治まり、完全に肌が回復するのには1週間程度かかることがあります。

副作用や注意点

  • 赤みや腫れ:施術直後は赤みや腫れが出ることがありますが、数日で回復します。
  • 乾燥:施術後は乾燥しやすくなるため、しっかりと保湿ケアを行うことが推奨されます。
  • 感染リスク:施術後は肌がデリケートな状態になるため、清潔に保ち、感染を防ぐためのケアが必要です。

5. ダーマペンの料金と治療頻度

治療費はクリニックや使用するオプション(成長因子や美容液の導入)によって異なりますが、1回の施術の相場は20,000円〜60,000円ほどです。効果を実感するためには、1〜3ヶ月に1回のペースで3〜5回の治療を推奨されることが多いです。


6. ダーマペンの利点と欠点

利点

  • 広範囲の肌トラブルに対応:ニキビ跡、毛穴、ハリ、ツヤ、色素沈着など、多くの肌トラブルに効果を発揮します。
  • ダウンタイムが比較的短い:赤みや腫れは数日で治まり、早く日常生活に戻ることが可能です。
  • 自然な再生力を活かす:肌の自然な治癒力を利用するため、外部からの異物や化学物質を使わずに改善できます。

欠点

  • 痛みや不快感:微細な針を使うため、施術中に痛みや不快感を感じることがありますが、麻酔クリームで軽減できます。
  • 一時的な副作用:赤み、腫れ、乾燥などの一時的な副作用が伴います。

まとめ

ダーマペン(マイクロニードリング)は、ニキビ跡や肌の凹凸、毛穴の開き、ハリやツヤ不足など、多くの肌トラブルに対して効果的な治療法です。コラーゲンやエラスチンの生成を促すことで、肌が内側から再生され、滑らかで若々しい肌に導かれます。


2. フラクショナルレーザー

フラクショナルレーザーは、肌に微細なレーザーを照射し、真皮層にまで働きかけることでコラーゲン生成を促す治療です。レーザーが肌の凹凸部分に直接作用し、再生を促すことで、クレーター状のニキビ跡を滑らかにしていきます。

  • 効果: 肌のターンオーバーが促進され、凹凸が目立たなくなるだけでなく、毛穴の引き締めや肌のハリ改善も期待できます。
  • メリット: 1回の治療でも効果を実感できることが多く、他の肌トラブル(しわやシミなど)にも同時に効果があるため、総合的な美肌治療として人気です。
  • ダウンタイム: 赤みや軽い腫れが数日続きますが、比較的短いダウンタイムで済みます。

3. サブシジョン(Subcision)

**サブシジョン(Subcision)**は、クレーター型のニキビ跡や深い瘢痕(はんこん)の改善に効果的な外科的治療法です。この方法は、皮膚の下に形成された瘢痕組織を切り離し、皮膚の引きつりを解放することで、凹んだニキビ跡を目立たなくすることを目的としています。サブシジョンは、特にクレーター型のニキビ跡や深いシワ、外傷による瘢痕に対して高い効果を発揮します。


1. サブシジョンの仕組み

サブシジョンでは、ニキビ跡の凹んだ部分に専用の針(ブレイドニードルなど)を挿入し、皮膚下にある瘢痕組織(ニキビ跡を引き起こしている引きつれ部分)を切断します。瘢痕組織が切り離されることで、凹んでいた部分が解放され、皮膚が持ち上がり、滑らかになります。

  • 瘢痕組織の切断:ニキビ跡は、皮膚の下で瘢痕組織が繊維状に硬くなり、皮膚が凹んでいる状態です。サブシジョンでは、この硬くなった繊維組織を切断することで、皮膚の引きつりが解放され、自然に皮膚が平らになります。
  • 新たなコラーゲン生成:瘢痕組織が切断されると、皮膚が持ち上がるだけでなく、傷が治る過程で新たなコラーゲンが生成され、肌全体の質感が向上します。

2. サブシジョンの主な効果

サブシジョンは、主にクレーター型のニキビ跡や深い瘢痕に使用されますが、以下のような効果があります:

(1) 深いクレーター型ニキビ跡の改善

サブシジョンは、肌の凹みやクレーター型のニキビ跡に対して特に効果的です。従来のスキンケアでは難しい、真皮層の深い部分にある瘢痕組織に直接作用するため、目に見える凹みを即座に改善します。

(2) 持続的な改善

サブシジョンは、1回の治療で大きな効果を発揮する場合がありますが、瘢痕の深さや広がりによっては、複数回の治療が推奨されることがあります。また、治療後もコラーゲン生成が続くため、数ヶ月にわたって改善が進むことがあります。

(3) 他の治療との組み合わせで相乗効果

サブシジョンは、ダーマペンやレーザー治療、PRP療法などと組み合わせることで、さらに効果的にニキビ跡の改善が可能です。サブシジョンで凹みを解消した後に、コラーゲン生成を促進する治療を加えることで、全体的な肌質が大幅に向上します。


3. サブシジョン治療の流れ

(1) カウンセリングと診断

治療前には、医師とのカウンセリングを通じて、ニキビ跡や瘢痕の状態を確認します。どの程度の瘢痕があるか、どの深さまで治療を行うかを判断します。特に、クレーターの深さに応じて治療方法を調整します。

(2) 麻酔と準備

治療中の痛みを軽減するため、治療部位には局所麻酔を施します。麻酔が効いたら、専用のブレイドニードルを用いて治療を行います。

(3) サブシジョン治療

ニードルを皮膚に挿入し、凹んでいる部分の下にある瘢痕組織を切断します。この過程で、瘢痕組織が解放され、皮膚が持ち上がります。施術時間は、瘢痕の範囲や深さにより異なりますが、通常は30分〜1時間程度です。

(4) アフターケア

治療後は軽い腫れや内出血が生じることがありますが、数日〜1週間程度で回復します。治療後の保湿やUVケアが推奨されます。また、赤みが引いてからは、ダーマペンやレーザー治療を組み合わせることもあります。


4. サブシジョンのダウンタイムと副作用

サブシジョンは外科的な処置であるため、施術後には腫れや内出血が生じることがあります。これらの症状は通常1〜2週間で治まります。

主な副作用

  • 内出血:皮膚の下で瘢痕組織を切断するため、内出血が起こる可能性があります。これが引くのには数日から1週間ほどかかります。
  • 腫れや軽い痛み:施術部位には軽い腫れや痛みが生じることがありますが、これは通常数日で改善します。
  • 色素沈着:稀に、治療後に色素沈着が生じることがありますが、適切なケアで予防できます。

5. サブシジョンの治療回数と料金

サブシジョンは、1回の治療で大きな効果を得られることが多いですが、深い瘢痕や広範囲にわたる

クレーター型ニキビ跡に対しては、2〜3回の治療が推奨されることがあります。治療間隔は4〜6週間程度を空けて行うことが一般的です。

料金は、治療を行うクリニックや瘢痕の範囲によって異なりますが、1回の治療の目安は5万円〜10万円程度です。また、他の治療と組み合わせる場合、追加の費用が発生することがあります。


6. サブシジョンの利点と欠点

利点

  • 即効性のある治療:瘢痕組織を切断することで、即座にニキビ跡の凹みが改善されるため、効果がすぐに実感できます。
  • 再発しにくい:一度切断された瘢痕組織は再び形成されにくいため、持続的な効果が期待できます。

欠点

  • ダウンタイム:施術後には、内出血や腫れが数日〜1週間続くことがあり、ダウンタイムが発生します。
  • 費用が高い:外科的治療であるため、1回あたりの費用がやや高くなりますが、他の治療法と比べて効果が高い場合があります。

まとめ

サブシジョンは、クレーター型のニキビ跡や深い瘢痕を改善するための効果的な治療法です。特に、他のスキンケアや治療では改善が難しい凹みや瘢痕に対して、即効性があり、長期間にわたる効果が期待できます。


4. ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、酸を使用して肌表面の古い角質や汚れを除去し、肌のターンオーバーを促進する治療法です。これにより、ニキビ、ニキビ跡、くすみ、毛穴の詰まりなどを改善し、肌の滑らかさや透明感を高めます。特に、軽度から中度のクレーター型ニキビ跡や、色素沈着の改善に効果的です。以下で、ケミカルピーリングの仕組みや効果、治療方法について詳しく説明します。


1. ケミカルピーリングの仕組み

ケミカルピーリングでは、主にグリコール酸サリチル酸などの酸を使用して、肌の表面にある古い角質を化学的に溶かします。これにより、肌の再生が促され、ターンオーバー(肌の生まれ変わりのサイクル)が早まります。老廃物や角質が取り除かれることで、毛穴の詰まりが解消され、ニキビや肌トラブルが減少します。

  • グリコール酸:肌に浸透しやすく、角質層を柔らかくして剥がれやすくします。浅いニキビ跡や色素沈着に効果的。
  • サリチル酸:脂溶性のため、皮脂腺に詰まった皮脂を溶かし、毛穴を詰まらせている汚れや古い角質を除去します。特に、ニキビや毛穴の詰まりに有効です。

2. ケミカルピーリングの主な効果

(1) ニキビ・ニキビ跡の改善

ケミカルピーリングは、特に軽度から中度のニキビやニキビ跡に効果的です。毛穴の詰まりが解消されることで、ニキビができにくくなり、肌が滑らかになります。また、酸によって新しい肌が再生されるため、浅いニキビ跡が薄くなり、肌のトーンが均一になります。

(2) 毛穴の詰まり・黒ずみの改善

皮脂や老廃物が毛穴に詰まることで起こる黒ずみや毛穴の開きに対しても、ケミカルピーリングは有効です。角質が定期的に除去されることで、毛穴が詰まりにくくなり、皮脂のバランスが整えられます。

(3) 肌のハリ・ツヤ向上

ピーリングによってターンオーバーが促進されるため、肌がふっくらし、ハリやツヤが増します。特に、乾燥肌やくすみが気になる人にとって、ケミカルピーリングは肌の明るさを取り戻すための有効な手段です。

(4) 色素沈着・くすみの改善

肌の表面に残っているメラニン色素を排出することで、色素沈着やシミの改善も期待できます。特に、ニキビ跡や炎症後の色素沈着に効果的です。


3. ケミカルピーリング治療の流れ

(1) カウンセリングと肌診断

治療前には、医師や専門家とのカウンセリングが行われ、肌の状態や悩みを診断します。患者の肌タイプや治療目的に合わせて、使用する酸の種類や濃度が決定されます。

(2) 施術準備

施術前に、肌を清潔にし、化粧や皮脂を除去します。その後、選定された酸を肌に塗布します。酸は、肌表面に塗布されて数分間そのままにされ、角質が柔らかくなります。

(3) 酸の中和と洗浄

所定の時間が経過したら、酸を中和し、しっかりと洗い流します。その後、肌に合った保湿剤や鎮静パックを使用して、施術後の肌を落ち着かせます。

(4) アフターケア

施術後は、保湿紫外線対策が重要です。ピーリング後の肌は敏感で乾燥しやすいため、しっかりと保湿を行い、SPF30以上の日焼け止めを毎日使用して、紫外線から肌を守ることが必要です。


4. ケミカルピーリングのダウンタイムと副作用

ケミカルピーリングは、比較的ダウンタイムが少ない治療法です。施術後に軽い赤みやヒリヒリ感が生じることがありますが、1〜2日で治まります。適切なアフターケアを行えば、特に大きな副作用はほとんどありません。

副作用や注意点

  • 乾燥:施術後は、肌が乾燥しやすいため、十分な保湿が必要です。
  • 赤みや軽い炎症:一時的に赤みやヒリヒリ感が生じることがありますが、数日で治まります。
  • 色素沈着のリスク:ピーリング後に紫外線を浴びると色素沈着が生じる可能性があるため、日焼け止めをしっかりと使用してください。

5. ケミカルピーリングの料金と治療頻度

ケミカルピーリングの料金は、施術を受けるクリニックや使用する酸の種類によって異なりますが、1回の施術の費用は5,000円〜15,000円程度が一般的です。効果を高めるためには、2〜4週間に1回のペースで、5〜6回の治療が推奨されます。


6. ケミカルピーリングの利点と欠点

利点

  • 即効性:ピーリング後すぐに肌の質感や明るさが向上することが多く、短期間で効果が実感できます。
  • 幅広い効果:ニキビ、ニキビ跡、毛穴の詰まり、くすみ、シミなど、幅広い肌トラブルに対応します。
  • 低侵襲:化学的な酸を使用するため、肌に物理的なダメージが少なく、施術後の回復も早いです。

欠点

  • 効果の持続性:一度の施術では効果が限定的なため、定期的な治療が必要です。
  • 敏感肌への影響:肌が敏感な方は、ピーリングによって赤みや乾燥が生じやすいため、低濃度から始めるなどの配慮が必要です。

まとめ

ケミカルピーリングは、ニキビやニキビ跡、毛穴の詰まり、くすみを改善し、肌の再生を促進する効果的な治療法です。比較的ダウンタイムが少なく、短期間での効果が期待できるため、多くの肌悩みに対応できるのが特徴です。適切な頻度で施術を受けることで、クリアで明るい肌を維持することができます。

 

5. PRP療法(血小板療法)

PRP療法(Platelet-Rich Plasma therapy)は、患者自身の血液を使用した再生医療の一種です。血液から採取した血小板を高濃度に濃縮し、皮膚や髪、関節などの治療に用いる方法です。特に美容医療では、肌の若返りニキビ跡の改善などに効果が期待されます。自己血液を使用するため、副作用のリスクが低い治療法としても注目されています。ここでは、PRP療法の仕組みや効果、具体的な治療方法について詳しく説明します。


1. PRP療法の仕組み

PRP療法は、患者の血液を採取し、遠心分離機を使って血小板を高濃度に抽出します。血小板には成長因子が多く含まれており、これを患部に注入することで、肌や組織の再生を促進します。

  • 成長因子(Growth Factors):血小板には、細胞の修復や再生を促す成長因子が多く含まれており、皮膚のコラーゲンやエラスチンの生成を促進します。これにより、肌が内側からふっくらし、しわやたるみ、ニキビ跡が改善されます。
  • 自己血液の使用:自分の血液を使用するため、アレルギー反応や異物反応のリスクが低いのが特徴です。

2. PRP療法の主な効果

(1) ニキビ跡の改善

PRP療法は、クレーター型のニキビ跡に対して特に効果的です。成長因子が、皮膚の再生を促進し、コラーゲンやエラスチンの生成を活性化することで、肌の凹凸が滑らかになり、目立たなくなります。

  • コラーゲン生成:PRPに含まれる成長因子がコラーゲンの生成を促進し、凹んだニキビ跡の肌を持ち上げます。
  • 自然な改善:治療は自然な体の修復力を利用するため、結果は徐々に現れ、自然な仕上がりが特徴です。

(2) 肌の若返り(アンチエイジング)

PRP療法は、肌の若返りにも非常に効果的です。血小板から放出される成長因子が肌細胞の再生を促進し、ハリや弾力が戻り、小じわやたるみの改善に効果を発揮します。

  • ハリとツヤ:PRP療法を行うと、肌のハリやツヤが向上し、若々しい肌に導きます。
  • しわの改善:肌が内側から再生するため、特に小じわや細かいしわに効果的です。

(3) 傷跡や肌荒れの治療

PRP療法は、傷跡や肌荒れにも効果があります。特に、手術後の傷跡や火傷後の瘢痕(はんこん)の治療に使われることが多く、肌を滑らかにし、再生を助けます。


3. PRP療法治療の流れ

(1) カウンセリングと診断

まず、医師によるカウンセリングが行われます。肌の状態や治療の目的に応じて、どのような効果が期待できるかが話し合われます。

(2) 血液の採取

次に、患者の腕から血液を採取します。通常、採取する血液の量は少量(10〜20ml程度)です。

(3) 血小板の抽出

採取した血液を遠心分離機で処理し、血小板を高濃度に分離します。この過程により、血漿(プラズマ)に含まれる成長因子が濃縮されます。

(4) 血小板の注入

分離されたPRPを患部に注入します。ニキビ跡やしわが気になる部位、または肌全体にPRPを注入し、再生を促します。治療自体は数十分で完了し、ダウンタイムも比較的少ないのが特徴です。


4. PRP療法のダウンタイムと副作用

PRP療法は、自分の血液を使用するため、副作用やアレルギーのリスクは極めて低いです。また、ダウンタイムも短く、施術後数日間は軽い腫れや赤みが見られることがありますが、通常は1週間以内に治まります。

副作用やリスク

  • 腫れや赤み:注入部位に軽い腫れや赤みが見られることがありますが、通常数日で回復します。
  • 内出血:まれに注入部位に内出血が生じることがありますが、こちらも短期間で消えます。

5. PRP療法の料金と治療頻度

PRP療法は、施術を受けるクリニックや使用する技術によって料金が異なりますが、1回の治療の費用は5万円〜20万円程度が一般的です。治療の効果は徐々に現れ、3〜6ヶ月に1回の施術を数回行うことが推奨されます。


6. PRP療法の利点と欠点

利点

  • 低リスクで自然な治療:自分の血液を使用するため、アレルギーや副作用のリスクが非常に低い。
  • 長期的な効果:肌が内側から再生されるため、時間をかけて持続的に効果が現れます。
  • 幅広い適応:ニキビ跡、しわ、肌の弾力改善など、多くの美容トラブルに対応。

欠点

  • 即効性がない:効果は徐々に現れるため、1回の施術で劇的な改善は期待できません。
  • 料金が高め:高度な技術を要するため、他の治療法に比べて費用が高いことが多い。

まとめ

PRP療法は、血小板に含まれる成長因子を活用して、肌の再生を促進する治療法です。クレーター型ニキビ跡の改善やアンチエイジング効果が期待され、自己血液を使用するため、安全性が高いのも大きなメリットです。長期間にわたって自然に効果が現れるため、根本的に肌の質を向上させたい方に適した治療法です。

 

記事監修医師プロフィール

理事長/KOBE美容皮膚科

山本 周平

国立神戸大学医学部卒業 製鉄記念広畑病院勤務(形成外科、皮膚科、内科に従事)
中谷病院勤務(内科に従事)
湘南美容クリニック勤務(美容医療に従事)
神戸朝日病院(内科、皮膚科に従事)
複数の有名クリニックにて勤務 美容クリニックにて院長を歴任
2019年8月にお客様第一のクリニックを作るため、当クリニックを開業 2020年8月に医療法人康徳会理事長に就任

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