COLUMN

コラム

「サブシジョンとクレーターピーリング:究極の肌再生法でクレーター状のニキビ跡を克服!」

サブシジョン (Subcision)クレーターピーリングは、クレーター型のニキビ跡に効果的な治療法として広く利用されています。どちらの治療法も、肌の再生を促し、凹凸のあるニキビ跡を改善するために使用されますが、それぞれ異なるアプローチを取っています。以下では、これら2つの治療法の仕組み、効果、そしてメリットとデメリットについて詳しく説明します。


1. サブシジョン (Subcision) とは?

サブシジョンは、クレーター型の深いニキビ跡に対して効果的な治療法です。この治療は、肌の表面下にある瘢痕組織(繊維性組織)を物理的に切断することで、肌を内側から持ち上げて凹凸を改善するものです。施術には、**特殊な針(キャニュラ)**が使用され、皮膚の下に針を挿入して、繊維性の組織を切断し、コラーゲンの生成を促進します。

サブシジョンの主な特徴

  • クレーター型ニキビ跡に効果的:特に凹んだニキビ跡に対して、サブシジョンは非常に効果的で、肌の深部にアプローチします。
  • コラーゲン生成の促進:切断された繊維組織は修復の過程で新しいコラーゲンが生成され、肌の滑らかさを取り戻します。
  • 即効性と持続効果:1回の施術でも目に見える効果が期待できますが、数回の施術を受けることで長期的な改善が見込めます。

メリットとデメリット

  • メリット
    • 即効性があり、深いクレーター型ニキビ跡に対して強力な効果を発揮します。
    • 自然治癒力を利用して、コラーゲン生成が促進されるため、肌が徐々に滑らかになります。
  • デメリット
    • 内出血や腫れが起こることがあり、ダウンタイムが必要です。
    • 浅いニキビ跡には効果が少ない場合があります。

2. クレーターピーリング とは?

クレーターピーリングは、皮膚の再生を促すために、化学薬剤(AHAやTCAなど)を使用して古い角質を取り除き、皮膚のターンオーバーを加速させる治療法です。特に、ニキビ跡やシミ、くすみに対して効果的で、肌の表面を滑らかにし、新しい皮膚が生成されることで、クレーター状のニキビ跡の目立ちが軽減されます。

クレーターピーリングの主な特徴

  • 皮膚の再生:ピーリング剤が古い皮膚を除去し、新しい皮膚の成長を促すため、凹凸の改善が期待できます。
  • 深い層への作用:使用するピーリング剤の種類によっては、皮膚の深層まで作用し、より顕著な改善が見込めます。
  • ニキビ跡の改善:クレーター状のニキビ跡だけでなく、色素沈着やシミにも効果的です。

メリットとデメリット

  • メリット
    • 表皮層のニキビ跡や色素沈着、くすみに対して効果的で、肌全体のトーンを均一に整えます。
    • 治療後、肌が明るくなり、滑らかさが増します。
  • デメリット
    • 深いニキビ跡には効果が薄いことがあり、複数回の施術が必要です。
    • 治療後、赤みや乾燥が数日続くことがあり、適切なアフターケアが重要です。

3. サブシジョンとクレーターピーリングの併用効果

サブシジョンクレーターピーリングを併用することで、深いクレーター型ニキビ跡から表面の凹凸まで、幅広く効果的に改善することができます。この併用治療法は、それぞれ異なる層にアプローチし、相乗効果を得ることができます。

1. サブシジョンの役割

  • サブシジョンは、肌の深い層にある繊維組織を物理的に切断し、肌の凹みを持ち上げる治療です。この施術により、肌の内部でコラーゲンが生成され、肌が内側からふっくらと修復されます。特に、クレーター型の深いニキビ跡に対して効果的です。

2. クレーターピーリングの役割

  • 一方、クレーターピーリングは、皮膚表面に化学薬剤を使って古い角質を取り除き、肌のターンオーバーを促進します。これにより、肌の表層部分の凹凸やくすみ、色素沈着が改善され、肌の滑らかさが増します。

3. 併用効果のメリット

  • 総合的な改善:サブシジョンで肌の深部を修復しつつ、クレーターピーリングで表面の凹凸や色素沈着を改善するため、深部から表面までトータルケアが可能です。
  • 効果の増幅:サブシジョンで繊維組織を切断することで、クレーターピーリング後のコラーゲン生成がさらに促進され、より滑らかで引き締まった肌が得られます。

ヴェルベットスキンとは?

ヴェルベットスキンは、ダーマペンとピーリングの一種である**マッサージピール(PRX-T33)**を組み合わせた治療法です。この治療は、肌の引き締めや凹凸の改善を目的としており、特にニキビ跡や肌のハリを取り戻すために効果的です。

1. ダーマペンの役割

  • ダーマペンの微細な針で皮膚に小さな穴を作り、コラーゲン生成を促進します。これにより、肌のターンオーバーが活性化され、凹凸のあるニキビ跡が目立たなくなります。

2. マッサージピール(PRX-T33)の役割

  • PRX-T33は、トリクロロ酢酸(TCA)と過酸化水素を配合した特殊なピーリングで、皮膚の表面を剥がさずに深部の再生を促す治療です。皮膚へのダメージを最小限に抑えながら、コラーゲン生成をサポートし、肌の引き締めやハリを強化します。

3. ヴェルベットスキンの効果

  • 相乗効果:ダーマペンで作られた微細な穴にPRX-T33を塗布することで、ピーリング剤が肌の深部に浸透しやすくなり、肌の再生が加速されます。これにより、肌の表面と深部の両方が同時に再生され、ハリと弾力のある滑らかな肌が実現します。
  • ダウンタイムが短い:通常のピーリングやダーマペン治療に比べて、ヴェルベットスキンはダウンタイムが短いのも特徴です。治療後の赤みや腫れも比較的早く治まり、日常生活への影響が少ないです。

4. 治療後のアフターケア

サブシジョンとクレーターピーリングの両方の治療後は、適切なアフターケアが重要です。

  • 保湿:治療後、肌は乾燥しやすくなるため、保湿ケアをしっかり行うことが必要です。ヒアルロン酸やセラミド配合の保湿剤がおすすめです。
  • 紫外線対策:治療後の皮膚は非常にデリケートなため、紫外線対策を徹底し、SPF30以上の日焼け止めを使用することが大切です。
  • 刺激の少ないスキンケア:治療後の数週間は、刺激の強いスキンケア製品(ピーリングやレチノールなど)は避け、肌に優しい製品を使用するようにしましょう。

まとめ

サブシジョンクレーターピーリングは、それぞれクレーター型ニキビ跡の改善に大変効果的な治療法です。サブシジョンは深いニキビ跡に対して即効性のある治療で、コラーゲン生成を促進しながら凹凸を改善します。一方、クレーターピーリングは表皮層に作用し、色素沈着や肌の滑らかさを改善するため、併用することで総合的な肌再生効果が期待できます。

最適な治療法を選ぶためには、肌の状態に合った治療を提供する信頼できるクリニックでのカウンセリングが不可欠です。

記事監修医師プロフィール

理事長/KOBE美容皮膚科

山本 周平

国立神戸大学医学部卒業 製鉄記念広畑病院勤務(形成外科、皮膚科、内科に従事)
中谷病院勤務(内科に従事)
湘南美容クリニック勤務(美容医療に従事)
神戸朝日病院(内科、皮膚科に従事)
複数の有名クリニックにて勤務 美容クリニックにて院長を歴任
2019年8月にお客様第一のクリニックを作るため、当クリニックを開業 2020年8月に医療法人康徳会理事長に就任

SCHEDULE

スケジュール

    
11月/ 2025休診日:水木
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
12月/ 2025休診日:水木
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

CONTACT

ご予約・お問い合わせはこちらから

電話をかける
電話をかける
092-791-5973 電話受付時間:9:00〜18:00