「ニキビにサヨナラ!IPL治療の効果的な施術回数とは?」
IPL治療 (インテンシブパルスライト) は、ニキビやニキビ跡の治療に効果的ですが、その効果を最大化するためには複数回の施術が必要です。個々の肌の状態やニキビの種類によって適切な回数は異なりますが、一般的なガイドラインとして、最適な施術回数について詳しく解説します。
1. IPL治療の基本的な施術回数
IPL治療の効果を持続させるためには、1回の施術だけではなく、複数回の施術が必要です。以下が一般的な施術回数の目安です:
- 軽度のニキビ:軽度の炎症や赤みが少ないニキビに対しては、3〜4回の施術で改善が見られることが多いです。
- 中等度から重度のニキビ:炎症や赤みが強いニキビの場合、5〜6回以上の施術が推奨されます。この場合、施術の間隔を2〜4週間空けながら進めることが多いです。
- ニキビ跡や色素沈着:ニキビ跡や色素沈着には、さらに6〜8回程度の施術が必要です。IPLは、跡の赤みや色素沈着を徐々に改善し、施術回数を重ねるごとに効果が高まります。
2. 施術の間隔と効果の持続
- 2〜4週間の間隔:IPL治療は、肌の再生を促進するため、1回の施術後に少し時間を置いて肌の回復を待つ必要があります。通常、2〜4週間の間隔を空けて複数回の治療を受けることが推奨されます。
- 持続的な効果:IPL治療の効果は、施術回数を重ねるごとに積み重なります。治療後も肌のターンオーバーが促進され続けるため、施術を継続することで、より長期的に効果が持続します。
3. 施術回数の目安:肌の悩みによる違い
軽度のニキビや赤み
- 目安の施術回数:3〜4回
- 効果:炎症を鎮め、皮脂の分泌を抑制し、ニキビの発生頻度を減らします。軽度の場合、比較的早く結果を実感できます。
中等度のニキビ
- 目安の施術回数:5〜6回
- 効果:アクネ菌の殺菌、炎症の軽減、皮脂分泌の抑制が進み、継続的にニキビが減少します。複数回の施術でニキビの原因にアプローチし、肌の状態が安定してきます。
ニキビ跡(赤みや色素沈着)
- 目安の施術回数:6〜8回
- 効果:ニキビ跡の赤みや色素沈着を徐々に薄くし、肌のトーンを整えます。治療の進行に伴い、コラーゲン生成も促進されるため、肌の弾力も回復します。
4. IPL治療のメリットと注意点
IPL (インテンシブパルスライト) 治療は、シミ、くすみ、毛穴の開き、ニキビ、ニキビ跡など、幅広い肌トラブルに対して効果的な美容治療法として知られています。IPL治療は、さまざまな光の波長を使用して肌に働きかけ、肌トラブルの改善を促進します。ここでは、IPL治療の主なメリットと注意点を詳しく解説します。
1. IPL治療の主なメリット
1.1 痛みが少ない
- IPL治療は、レーザー治療に比べて痛みが少ないのが特徴です。施術中に感じる痛みは、軽いチクチク感や温かい感じ程度で、麻酔を必要としません。そのため、痛みに敏感な方にも適しています。
1.2 ダウンタイムがほとんどない
- IPL治療は、施術後に肌が軽く赤くなる場合がありますが、多くの場合、ダウンタイムがほとんどないため、施術後すぐに日常生活に戻ることができます。赤みも数時間から1日以内に収まります。
1.3 幅広い肌トラブルに対応
- IPLは、シミやくすみ、毛穴の開き、ニキビ、ニキビ跡、さらには肌のトーンアップや弾力の改善など、総合的に肌をケアできる治療法です。さまざまな波長の光を使い、色素沈着や赤みなど異なる肌トラブルに対応します。
1.4 コラーゲン生成の促進
- IPL治療は、コラーゲンの生成を促進するため、肌のハリや弾力が向上し、若々しい肌を取り戻す効果があります。コラーゲンの増加によって、シワやたるみの改善効果も期待できます。
1.5 短時間で施術が可能
- 施術自体は、通常30〜60分程度と短時間で完了し、仕事や日常生活に支障がありません。忙しいスケジュールの中でも手軽に受けられる点がメリットです。
2. IPL治療の注意点
2.1 効果が出るまでに複数回の施術が必要
- IPL治療は、1回で劇的な効果を得ることができるわけではなく、複数回の施術が必要です。一般的に、3〜6回の施術を数週間おきに行うことで、徐々に効果が現れます。特にニキビ跡やシミの治療では、時間がかかることがあります。
2.2 紫外線対策が重要
- IPL治療後は、肌が一時的に敏感になるため、紫外線対策が必須です。紫外線を浴びると、色素沈着や炎症のリスクが高まるため、外出時には日焼け止め(SPF30以上)を塗り、帽子や日傘を使用して肌を保護する必要があります。
2.3 一部の肌質には不適切
- IPL治療は、すべての肌タイプに適しているわけではありません。色黒の肌や敏感肌の人に対しては、過度の反応が出る場合があり、やけどや色素沈着を引き起こすリスクがあります。そのため、事前のカウンセリングで適応を確認することが重要です。
2.4 一時的な副作用
- 施術後に肌が赤みを帯びる、軽い腫れが生じる、乾燥するなど、一時的な副作用が見られることがあります。通常、これらの症状は1〜2日以内に治まりますが、稀に長引くこともあるため、施術後のアフターケアが大切です。
2.5 治療効果には個人差がある
- IPL治療の効果は、個々の肌の状態や肌質によって異なります。特に深いシミや頑固なニキビ跡、色素沈着に対しては、即効性が期待できないことがあります。複数回の施術が必要な場合でも、効果が実感できるまでに時間がかかることもあります。
5. IPL治療後のアフターケア
- 保湿ケア:施術後の肌は乾燥しやすいため、十分な保湿ケアが必要です。保湿クリームやヒアルロン酸などの保湿成分を含む製品を使用することが推奨されます。
- 炎症の軽減:施術後に肌が敏感になっている場合は、冷却パッドや抗炎症クリームを使用して炎症を抑えましょう。
まとめ
IPL治療によるニキビやニキビ跡の改善には、複数回の施術が必要であり、軽度のニキビには3〜4回、中等度から重度のニキビには5〜6回、ニキビ跡や色素沈着には6〜8回の施術が一般的な目安です。施術回数を重ねるごとに効果が持続し、肌の状態が改善していきます。
治療を始める際は、KOBE皮膚科クリニック福岡天神院でカウンセリングを受け、自分の肌に合った施術プランを見つけましょう。
記事監修医師プロフィール
理事長/KOBE美容皮膚科
山本 周平
国立神戸大学医学部卒業 製鉄記念広畑病院勤務(形成外科、皮膚科、内科に従事)
中谷病院勤務(内科に従事)
湘南美容クリニック勤務(美容医療に従事)
神戸朝日病院(内科、皮膚科に従事)
複数の有名クリニックにて勤務 美容クリニックにて院長を歴任
2019年8月にお客様第一のクリニックを作るため、当クリニックを開業 2020年8月に医療法人康徳会理事長に就任