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「ニキビにさよなら!IPL治療後の効果的なスキンケア方法で理想の肌へ」

IPL治療後は、ニキビやニキビ跡の改善効果を高め、肌を健康的な状態に保つために、適切なスキンケアが重要です。IPL治療は光を使ってニキビや色素沈着、赤みを改善する優れた治療法ですが、治療後の肌は一時的に敏感な状態になるため、適切なアフターケアが必要です。以下では、IPL治療後の効果を最大限に引き出すためのスキンケア方法について詳しく説明します。


1. 保湿ケアを徹底する

IPL治療後の保湿ケアは、肌を健康な状態に保ち、治療効果を最大限に引き出すために非常に重要です。IPL治療後の肌は、光の照射により一時的に乾燥しやすく、バリア機能が低下している状態です。この時期に適切な保湿ケアを行うことで、乾燥やトラブルを防ぎ、肌の再生をサポートすることができます。以下では、IPL治療後の保湿ケアについてさらに詳しく説明します。


1. 高保湿成分を含むスキンケア製品を使用する

IPL治療後の肌は、一時的に乾燥しやすくなるため、高保湿成分を含むスキンケア製品の使用が推奨されます。特に、以下の成分が効果的です:

  • ヒアルロン酸
    • ヒアルロン酸は、肌の水分を保持する能力が高く、乾燥から肌を守ります。水分を引き寄せて保つ作用があるため、肌の潤いを長時間維持します。
  • セラミド
    • セラミドは、肌のバリア機能をサポートし、外部の刺激から肌を守る働きをします。特に、乾燥しやすい肌に対して、セラミドが含まれた製品は優れた保湿効果を発揮します。
  • グリセリン
    • 保湿力が高いグリセリンは、肌に水分をしっかり閉じ込め、乾燥によるトラブルを防ぎます。セラミドやヒアルロン酸と組み合わせることで、さらに効果を高めることができます。

2. 保湿のタイミング

IPL治療後の保湿は、タイミングが重要です。特に、洗顔後やシャワー後にすぐに保湿剤を使用することで、肌の水分を閉じ込め、乾燥を防ぐことができます。洗顔後は、肌が乾燥する前に、できるだけ早く保湿クリームやローションを塗布しましょう。

  • 朝と夜のケア:朝は日中の乾燥や紫外線ダメージを防ぐためにしっかり保湿し、夜は寝ている間に肌の再生を促進するために保湿ケアを強化します。

3. 適切な保湿剤の選び方

IPL治療後の肌は敏感になっているため、低刺激性の保湿剤を選ぶことが大切です。以下の点に注意して保湿剤を選びましょう:

  • 無香料、無添加の製品:香料や防腐剤などが含まれている製品は、治療後の敏感な肌に刺激を与えることがあります。無香料、無添加の製品を選ぶことで、肌に負担をかけずに保湿が可能です。
  • ジェルやクリームタイプ:乾燥がひどい場合は、ジェルよりもクリームタイプの保湿剤を使用すると、肌により多くの水分を閉じ込めることができます。ジェルタイプは油分が少なく、軽い使い心地で脂性肌の方に適しています。

4. 日中の保湿ケア

日中の外出時には、乾燥しやすい環境やエアコンの風などにさらされるため、日中の保湿ケアも重要です。持ち運びに便利なミストタイプの保湿スプレーリップバームを使用して、肌の乾燥を防ぎます。

  • ミスト保湿:外出先でも気軽に使える保湿ミストを常備すると、乾燥を感じたときにすぐに肌を潤すことができます。

5. 飲み物で内側から保湿

外側からの保湿だけでなく、内側からの水分補給も保湿ケアには欠かせません。特に、IPL治療後は肌が乾燥しやすくなるため、十分な水分摂取を心がけましょう。

  • 1日2リットルの水:体内の水分が不足すると、肌の乾燥を引き起こす原因になります。1日を通して、定期的に水を飲み、体内からも肌に潤いを与えましょう。

2.

紫外線対策は、特にIPL治療後の敏感な肌にとって非常に重要です。IPL治療後の肌は一時的にバリア機能が弱まり、外部からのダメージを受けやすくなります。紫外線にさらされると、色素沈着やシミの原因となり、治療効果が損なわれる可能性があるため、適切な日焼け止めの使用が必須です。ここでは、日焼け止めによる紫外線対策の重要性と具体的な方法について詳しく解説します。


1. 日焼け止めの重要性

IPL治療後の肌は、通常よりも敏感で、紫外線に対して特に脆弱になります。紫外線(UV)の中でも、特に肌にダメージを与えるのはUVAUVBです。これらは、シミや色素沈着、早期老化を引き起こす原因となるため、治療後は徹底した紫外線対策が必要です。

  • UVA(長波長紫外線):肌の奥深くにまで到達し、コラーゲンやエラスチンを破壊し、しわやたるみを引き起こします。また、紫外線の80%以上が曇りの日にも降り注ぐため、晴れた日だけでなく、毎日の紫外線対策が必須です。
  • UVB(中波長紫外線):肌の表面に作用し、日焼けやシミ、そばかすの原因となります。特に強い紫外線は、夏や海辺、山などで浴びやすく、短時間でも肌にダメージを与えます。

2. 適切な日焼け止めの選び方

2.1 SPFとPAの理解

日焼け止めの効果を示すSPFPAの表示は、紫外線から肌を守る力を示す指標です。IPL治療後は、特にSPFとPAの高い日焼け止めを選ぶことが重要です。

  • SPF(Sun Protection Factor)
    • SPF30〜50の製品が推奨されます。SPF30は、紫外線によるダメージを30倍遅らせるという意味です。通常の日常生活にはSPF30で十分ですが、長時間の外出や強い日差しの下ではSPF50を使用する方が効果的です。
  • PA(Protection Grade of UVA)
    • **PA+++PA++++**の製品を選ぶと、UVAからの強い保護が得られます。特にIPL治療後の肌は、紫外線による老化(光老化)やシミのリスクが高いため、UVAからも強力に保護できる日焼け止めを選びましょう。

2.2 ノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)の日焼け止め

IPL治療後の敏感な肌には、紫外線吸収剤を使用していないノンケミカル日焼け止め紫外線散乱剤使用)が推奨されます。これらの製品は、肌に優しく、紫外線を反射させて物理的にカットするため、敏感肌でも安心して使用できます。

  • 肌に優しい成分:日焼け止めには、酸化亜鉛二酸化チタンなどの成分が含まれている製品がおすすめです。これらは肌に負担をかけずに、紫外線を効果的に反射します。

3. 日焼け止めの正しい使い方

3.1 適切な量を使用する

日焼け止めは、適量を使用することが非常に重要です。適量を守らないと、効果が半減してしまうことがあります。目安として、顔全体に500円玉大の量を使用し、首やデコルテも忘れずに塗りましょう。

  • 重ね塗り:特に外出前には、1回だけでなく、重ね塗りをすることで紫外線防御効果を高めることができます。

3.2 こまめに塗り直す

紫外線は1日を通して常に降り注ぐため、朝一度だけ塗るのでは不十分です。2〜3時間おきに塗り直すことで、持続的に紫外線から肌を守ることができます。特に、汗や水で落ちやすい製品を使っている場合は、こまめな塗り直しが必要です。

  • 外出先での塗り直し:持ち運びがしやすい日焼け止めスプレーや、パウダータイプの日焼け止めを利用すると、メイクの上からでも簡単に塗り直すことができます。

4. 日焼け止め以外の紫外線対策

4.1 物理的な紫外線カット

日焼け止めだけでなく、物理的な対策も行うことで、紫外線からのダメージを最小限に抑えられます。外出時には、帽子や日傘、サングラスを使い、直接日光を浴びないようにしましょう。

  • 帽子や日傘:特に広めのつばがある帽子や、紫外線カット効果のある日傘を使うことで、紫外線をさらに遮断できます。

4.2 紫外線対策のタイミング

紫外線は、晴天だけでなく、曇りの日でも降り注いでいるため、天気に関わらず日焼け止めを毎日使うことが推奨されます。また、紫外線は朝10時から午後2時の間に最も強くなるため、特にこの時間帯の外出には注意しましょう。

 


3. 刺激を避けるスキンケアを心がける

IPL治療後は、肌が一時的にデリケートな状態になっているため、刺激の強い成分や過度の摩擦を避けたスキンケアが求められます。

  • 避けるべき成分:アルコール、強い酸(AHAやBHA)、レチノイドなどの成分は、肌に刺激を与える可能性があるため、治療直後の使用は避けます。
  • クレンジングの方法:洗顔やクレンジングは優しく行い、ゴシゴシこすらずに、肌に負担をかけないようにしましょう。ジェルやミルクタイプの優しいクレンジング剤がおすすめです。

4. 肌の鎮静を促すケア

IPL治療後、赤みやヒリヒリ感が残る場合があります。このような場合は、肌を鎮静させる成分が含まれたスキンケア製品を使用することが推奨されます。

  • アロエベラやカモミールなど、抗炎症作用や鎮静作用のある成分が効果的です。
  • クーリングジェルや冷却パックを使うと、赤みやヒリヒリ感が軽減されます。

5. ビタミンC誘導体を取り入れる

IPL治療後、ビタミンC誘導体を含むスキンケア製品を使用すると、肌のトーンアップや色素沈着の改善が期待できます。ビタミンCは、メラニンの生成を抑え、肌のターンオーバーをサポートする働きがあります。

  • ビタミンCセラム:肌のシミやくすみを防ぐため、ビタミンCセラムを取り入れると、より早い効果が得られます。ただし、治療後数日は肌が敏感なため、使用は肌の状態に合わせて慎重に行うことが大切です。

6. 肌に優しいメイクアップ

治療後にメイクをする際は、肌に優しいミネラルベースの化粧品を選びましょう。これらは肌に負担をかけず、カバー力がありながらも肌呼吸を妨げにくいのが特徴です。

  • ノンコメドジェニック製品:毛穴に詰まりにくい成分を使用した、ノンコメドジェニックな製品を選ぶとニキビの予防にも効果的です。

まとめ

IPL治療後のスキンケアは、適切な保湿と紫外線対策、鎮静ケアが大切です。治療後の肌は敏感な状態にあるため、刺激を避けた優しいスキンケアを心がけ、肌のバリア機能をサポートしながら治療効果を最大限に引き出しましょう。紫外線対策や保湿を徹底し、効果的なアフターケアを続けることで、理想の美肌に近づくことができます。

治療を検討されている方は、KOBE皮膚科クリニック福岡天神院にて詳しいアドバイスやカウンセリングを受けて、最適なスキンケア方法を取り入れましょう。

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記事監修医師プロフィール

理事長/KOBE美容皮膚科

山本 周平

国立神戸大学医学部卒業 製鉄記念広畑病院勤務(形成外科、皮膚科、内科に従事)
中谷病院勤務(内科に従事)
湘南美容クリニック勤務(美容医療に従事)
神戸朝日病院(内科、皮膚科に従事)
複数の有名クリニックにて勤務 美容クリニックにて院長を歴任
2019年8月にお客様第一のクリニックを作るため、当クリニックを開業 2020年8月に医療法人康徳会理事長に就任

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