「ニキビ・ニキビ痕を撃退!治療に効果的な治療比較ダーマペン、フラクショナルレーザー、ポテンツァどれがいい?」
ニキビ跡や凹凸を治療する方法には、ダーマペン、フラクショナルレーザー、そしてポテンツァという3つの選択肢があります。これらの治療法はそれぞれ異なるメカニズムで肌に働きかけ、ニキビやニキビ痕の改善に効果を発揮します。どの治療法が最適かは、肌の状態やニキビ痕の深さ、予算やライフスタイルによって異なります。ここでは、それぞれの治療法について詳しく比較し、効果やメリット・デメリットを紹介します。
1. ダーマペン(Dermapen)
ダーマペンは、肌の表面に細かな傷をつけることで、自然治癒力を活かしてコラーゲン生成を促進し、肌の再生を助けるマイクロニードリング治療です。
メカニズム
- 微細な針を使って、皮膚に微小な傷をつけます。その傷が治る過程で、肌は新しいコラーゲンとエラスチンを生成し、肌の質感が改善されます。
- 主にクレーター状のニキビ跡や毛穴の開き、肌の凹凸改善に効果的です。
メリット
- ダウンタイムが比較的短く、数日で赤みが引く。
- コラーゲン生成を活発にし、肌の若返り効果が得られる。
- 施術が痛みを伴うことはあるが、麻酔クリームを使用することで軽減できる。
デメリット
- 凹凸の深いニキビ跡に効果的ですが、完全にフラットにするには複数回の治療が必要です。
- 薄い色素沈着やシミにはあまり効果がない。
2. フラクショナルレーザー
フラクショナルレーザーは、レーザーを皮膚に微細なドット状に照射し、皮膚の再生を促す治療法です。肌の凹凸やニキビ跡の改善に広く使用されており、深いニキビ跡やシワの改善に効果を発揮します。
メカニズム
- 皮膚の一部をドット状にレーザーで破壊し、その周囲の健康な皮膚が修復する過程で、肌が再生されます。
- 真皮層に働きかけるため、肌の凹凸やクレーター状のニキビ跡の改善に適しています。
メリット
- 深いニキビ跡や凹凸に非常に効果的。
- 色素沈着やシミ、くすみも改善できる。
- 1回の治療でも効果が実感できることが多い。
デメリット
- ダウンタイムが長めで、治療後に数日〜1週間ほど赤みや腫れが続くことがあります。
- 肌が敏感な方は、施術後に乾燥や色素沈着が起こることがある。
- 施術はやや痛みを伴います。
3. ポテンツァ(Potenza)
ポテンツァは、RF(ラジオ波)を使ったマイクロニードリング治療です。微細な針で肌に穴を開け、そこにRFエネルギーを加えることで、コラーゲン生成を強化します。ダーマペンやフラクショナルレーザーに似た治療ですが、RFエネルギーを用いる点が特徴です。
メカニズム
- 針で肌に穴を開けながら、RFエネルギーを直接真皮層に届け、コラーゲンやエラスチンの生成を促進します。
- 熱エネルギーが同時に与えられるため、肌の引き締め効果も期待できます。
メリット
- 肌のたるみや引き締め効果があり、アンチエイジングにも効果的。
- ダーマペンに比べて、より深い層にエネルギーが届き、コラーゲン生成を強力に促進する。
- ダウンタイムが短い(数日程度)。
デメリット
- 複数回の施術が必要な場合が多い。
- 他の治療法と比べて治療費が高い場合がある。
4. 治療法の比較表
項目 | ダーマペン | フラクショナルレーザー | ポテンツァ |
---|---|---|---|
治療法 | マイクロニードリング | レーザー治療 | RF(ラジオ波)マイクロニードリング |
主な効果 | ニキビ跡の凹凸改善、毛穴の開き改善 | 深いニキビ跡、色素沈着、シミの改善 | ニキビ跡、肌の引き締め、弾力の向上 |
施術頻度 | 3〜6回(効果持続には定期的治療が必要) | 1回〜数回で効果が出る場合も | 複数回の治療が推奨される |
ダウンタイム | 2〜5日(赤み、腫れ) | 1週間程度のダウンタイム(赤み、腫れ) | 2〜3日の軽いダウンタイム(赤み) |
痛み | 軽度(麻酔クリームで軽減可能) | 中度(施術中に痛みあり) | 軽度〜中度(麻酔クリームで軽減可能) |
価格 | 中価格 | 高価格 | やや高価格 |
効果 | コラーゲン生成、ニキビ跡の凹凸改善 | シミや色素沈着も改善、凹凸に効果的 | コラーゲン生成+引き締め効果 |
5. どれを選ぶべきか?
- ダーマペン:軽度〜中程度のニキビ跡や凹凸、毛穴の改善をしたい方に適しています。ダウンタイムが比較的短く、肌のハリや弾力を取り戻したい場合にも効果的です。
- フラクショナルレーザー:深いニキビ跡や色素沈着、シミの改善を望む方に最適です。効果が高い分、ダウンタイムが長くなる可能性がありますが、1回の施術でも大きな改善が期待できます。
- ポテンツァ:ニキビ跡の改善に加え、肌の引き締めやアンチエイジング効果も期待する場合に向いています。ダウンタイムが短く、コラーゲン生成を促進しつつ、肌の弾力や引き締め効果も同時に得たい方に最適です。
その中でもダーマペンがもっともおすすめ。
ダーマペンは、ニキビ跡の改善や肌の再生に非常に効果的な治療法として知られていますが、その中でも特に優れているのが、針穴の数や施術の柔軟性です。他の治療法と比較して、ダーマペンが最も効果的な理由を具体的に紹介します。
1. 針穴を開ける個数が最も多い
ダーマペンは、1回の施術で最大100万個の微細な針穴を肌に開けることが可能です。この大量の針穴が肌の再生を促し、短期間での効果的なコラーゲン生成をサポートします。
- 大量の針穴を開けることで、コラーゲンとエラスチンの生成が強化され、ニキビ跡や肌の凹凸を効果的に改善します。
- 一度に広範囲に施術が可能なため、短時間で施術を完了でき、患者の負担も軽減されます。
2. クレーター状ニキビ跡に応じた 針の深さ調整
ダーマペンは、肌の状態に応じて針の深さを自由自在に調整することができます。これにより、クレーターの深さや凹凸に応じて最適な治療を行うことが可能です。
- 浅い凹凸には浅い針の深さで施術を行い、敏感な部位には肌に優しい施術が可能です。
- 深いクレーターやしっかりとした治療が必要な部位には、針を深く設定し、ターゲット層に直接アプローチすることで、治療効果を最大限に引き出します。
3. 重ね撃ちが可能
ダーマペンのもう一つの大きな強みは、重ね撃ちが可能な点です。これにより、特に治療が難しい深いクレーターや凹凸部分に対して、集中的な治療を行うことができます。
- 同じ場所に何度も施術を重ねることができるため、特に問題が集中している部位に対して強力な治療が可能です。
- 他の治療法では難しい複雑な凹凸や、深いニキビ跡を効果的に改善できます。
4. 最も多様な肌悩みに対応可能
ダーマペンは、ニキビ跡やクレーターだけでなく、毛穴の開きや肌のハリ不足、さらには小じわやたるみの改善にも効果があります。非常に柔軟に施術をカスタマイズできるため、肌質や年齢を問わず、広範囲にわたる悩みに対応できるのが大きなメリットです。
まとめ
ニキビ跡や肌トラブルの改善に対する治療法は、症状や希望する効果に応じて選ぶべきです。ダーマペン、フラクショナルレーザー、ポテンツァはそれぞれ異なるメカニズムで肌に作用し、効果を発揮します。最適な治療法を選ぶためには、専門医とのカウンセリングを行い、肌の状態やニーズに合わせた治療プランを立てることが重要です。
さらに詳しい治療法やカウンセリングについては、KOBE皮膚科クリニック福岡天神院での相談を検討してみてください。
記事監修医師プロフィール
理事長/KOBE美容皮膚科
山本 周平
国立神戸大学医学部卒業 製鉄記念広畑病院勤務(形成外科、皮膚科、内科に従事)
中谷病院勤務(内科に従事)
湘南美容クリニック勤務(美容医療に従事)
神戸朝日病院(内科、皮膚科に従事)
複数の有名クリニックにて勤務 美容クリニックにて院長を歴任
2019年8月にお客様第一のクリニックを作るため、当クリニックを開業 2020年8月に医療法人康徳会理事長に就任