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「おすすめの医療脱毛クリニック:永久脱毛は本当に可能か?」

永久脱毛は本当に可能?

永久脱毛が本当に可能かどうかは、多くの方が気になるポイントです。結論として、医療脱毛では「永久脱毛に近い効果」が得られますが、厳密には完全に毛が生えなくなることを保証するものではないことを理解しておくことが重要です。ここでは、永久脱毛の実現がどの程度可能なのか、効果の仕組みや維持の方法について詳しく解説していきます。


1. 永久脱毛の定義

まず、永久脱毛には明確な定義があります。アメリカの食品医薬品局(FDA)は「永久脱毛」を以下のように定義しています。

永久脱毛とは、施術後1ヶ月~1年間にわたり、90%以上の毛が減少し、再生しない状態が続くことを指します。

この定義に基づき、永久脱毛は「一度の施術で完全に毛が生えなくなる状態」を保証するものではなく、「長期間にわたって毛が生えにくい状態を保つ」ことを指しています。そのため、脱毛施術後もまれに細い毛や産毛が再生する可能性があるということです。


2. 医療脱毛と永久脱毛の関係

医療脱毛では、レーザーを使って毛根の組織(毛母細胞や毛乳頭)を破壊することで、毛の再生を抑制します。この破壊が成功すれば、毛が生えてこなくなり、永久脱毛に近い効果が得られます。しかし、全ての毛根を完全に破壊できるわけではないため、長期間かけて施術を行い、継続的にケアしていくことが大切です。

医療脱毛の仕組み

医療脱毛では、高出力のレーザーを使用して毛のメラニン(色素)に反応し、熱エネルギーを毛根に伝えることで、毛を生やす組織を破壊します。これにより、毛が再生しない状態を作り出します。特に、毛が濃く、黒い部分には強力に作用します。

  • アレキサンドライトレーザーダイオードレーザーなどの機器が用いられ、これらは毛の再生を抑制する効果が高く、適切な施術を受けることで、永久脱毛に近い効果を期待できます。

効果の持続期間

医療脱毛は、5〜8回の施術で毛の再生をほぼ抑えることができますが、完全に毛が生えなくなるという保証ではありません。特に、ホルモンバランスの変化(妊娠、加齢など)によって、新たに細い毛が生えてくることがあります。ただし、これらの毛は非常に薄く目立たないため、長期間にわたってツルツルの肌を維持することが可能です。


3. 永久脱毛の効果が得られやすい部位

永久脱毛の効果は、毛の太さや濃さ施術部位によって異なります。特に、毛が濃くて太い部位では効果が出やすい傾向にあります。

効果が出やすい部位

  • ひげ: 男性のひげは太く、濃い毛であるため、医療脱毛によって高い脱毛効果が期待できます。ただし、再生力が強いため、回数が多く必要な場合があります。
  • 脇毛: 脇は毛が濃く太いため、数回の施術でかなりの脱毛効果が得られます。比較的、永久脱毛が実現しやすい部位といえます。
  • VIO: VIOも毛が濃く、太い毛が多いため、効果が出やすい部位です。ただし、痛みを感じやすい部位でもあるため、麻酔などの対策を行いながら施術を受けると良いでしょう。

効果が出にくい部位

  • 腕や脚の薄い毛: 腕や脚の毛が細く薄い場合、レーザーが反応しにくく、効果が出るまでに時間がかかることがあります。
  • 産毛: 顔の産毛や腕の薄い毛は、レーザーがメラニンに反応しにくいため、脱毛効果が低くなることがあります。医療脱毛では、毛の色素が薄い毛への対応が課題です。

4. 永久脱毛における注意点

永久脱毛を目指す際には、以下の注意点も考慮しておく必要があります。

毛の再生リスク

永久脱毛は「永久的に毛が生えなくなる」という意味ではありません。特にホルモンの影響を強く受ける部位(ひげやVIOなど)は、ホルモンバランスが変わることで、再生する可能性があることを理解しておくことが大切です。また、毛の再生には個人差があるため、完全に毛が生えなくなるかどうかは個々の体質によります。

複数回の施術が必要

永久脱毛の効果を実感するためには、複数回の施術が必要です。毛には「成長期」「退行期」「休止期」という周期があり、レーザーは成長期の毛にしか作用しないため、周期に合わせて施術を行う必要があります。一般的に5〜8回の施術が推奨されていますが、部位や毛質によっては10回以上の施術が必要になることもあります。

メンテナンスが必要な場合も

永久脱毛を実現したとしても、定期的なメンテナンスが必要になることもあります。特に、薄い毛や産毛の再生を防ぐために、1〜2年に1度の追加施術を受けると良いでしょう。


5. 永久脱毛を成功させるためのポイント

永久脱毛の効果を最大限に得るためには、以下の点に気をつけて施術を進めることが重要です。

複数のレーザー機器を使い分けるクリニックを選ぶ

医療脱毛には、アレキサンドライトレーザーダイオードレーザーヤグレーザーなど、さまざまな機器があります。毛質や肌質によって効果的な機器が異なるため、複数のレーザー機器を使い分けているクリニックを選ぶことで、最適な施術が受けられます。

継続して施術を受ける

永久脱毛は、継続的な施術が必要です。1回の施術で効果を実感することもありますが、複数回の施術を続けることで、毛の再生を抑える効果が高まります。

アフターケアをしっかり行う

施術後は、肌がダメージを受けやすくなるため、保湿やUVケアをしっかり行うことが重要です。アフターケアを怠ると、色素沈着や肌荒れの原因となるため、脱毛クリニックのアフターケアについても確認しておきましょう。


まとめ

永久脱毛は、医療脱毛によって長期間にわたって毛が生えにくい状態を保つことが可能です。ただし、完全に毛が生えなくなるわけではなく、まれに産毛や細い毛が再生することがあります。複数回の施術や定期的なメンテナンスが必要になることもありますが、医療脱毛は永久脱毛に最も近い効果を提供しており、長期的に毛の悩みから解放されたい方には最適です。

医療脱毛を受ける際の注意点

医療脱毛は、毛を永久に近い状態で取り除く効果的な方法ですが、施術を受ける際にはいくつかの注意点があります。肌トラブルのリスク痛みの問題、そして施術前後のケアについて事前に理解しておくことで、トラブルを防ぎ、スムーズに脱毛を進めることができます。ここでは、医療脱毛を受ける際に気をつけるべき注意点について詳しく解説します。


1. 医療脱毛のリスクを理解する

医療脱毛は医療機関で行われるため、エステの脱毛に比べて安全性が高いですが、リスクがゼロではありません。特に、肌トラブル体調に関するリスクを理解し、適切に対処することが大切です。

肌トラブルのリスク

  • やけどや赤み: 医療脱毛では高出力のレーザーを使用するため、やけどや肌の赤みが出ることがあります。施術後に肌が敏感になっているため、炎症を防ぐために冷却や保湿ケアを徹底する必要があります。
  • 色素沈着: 特に日焼けしている肌や、もともと色素が濃い部分は、レーザー照射後に色素沈着が起きやすくなります。これを防ぐために、施術前後は日焼け対策を徹底することが重要です。
  • 毛嚢炎(もうのうえん): 脱毛後の毛穴が一時的に炎症を起こし、ニキビのような症状(毛嚢炎)が発生することがあります。これは、レーザーで毛を焼いた後に毛穴に菌が入り込むことで起こるものですが、医師による診察で治療が可能です。清潔に保ち、保湿を徹底することで予防できます。

体調に関するリスク

  • 妊娠中や授乳中の施術は避ける: 妊娠中や授乳中はホルモンバランスが変わるため、肌が敏感になりやすく、トラブルのリスクが高まります。また、医療機器の影響や薬の使用が推奨されていないため、この期間は施術を避けるようにしましょう。
  • 持病がある場合は事前に相談: 持病がある方や、特に皮膚に関する病気を抱えている方は、事前に医師と相談の上で施術を受ける必要があります。特にアトピー性皮膚炎アレルギー体質の方は、炎症やかゆみが強く出ることがあるため、カウンセリング時に詳細を伝えることが大切です。

2. 施術前の準備と注意点

医療脱毛の施術をスムーズに受けるためには、施術前の準備が必要です。特に、肌を整えておくことや、毛の処理方法に気をつけることが重要です。

日焼けを避ける

レーザーは毛のメラニンに反応しますが、日焼けした肌では色素沈着ややけどのリスクが高まるため、施術前後は日焼けを避けることが非常に重要です。日焼け止めをこまめに塗り、外出時は帽子や長袖などで肌を守るようにしましょう。

施術前の毛の処理

医療脱毛では、毛根にレーザーを照射するため、施術前には毛を剃る必要があります。ただし、毛抜きやワックスでの処理はNGです。これらの方法で毛を抜くと、レーザーが照射できる毛根が残らず、効果が得られません。シェービングをしてからクリニックに行き、もし剃り残しがあれば、クリニックでシェービングしてもらうことができます。

脱毛クリームやピーリングの使用を避ける

施術前の肌はなるべく刺激を与えない状態にしておく必要があります。そのため、脱毛クリームピーリング剤スクラブなどは施術の1週間前から避けるようにしましょう。これらの製品を使用すると、肌が一時的に敏感になり、レーザーの照射時に痛みや赤みが強く出る可能性があります。

3. 施術中の痛みへの対処

医療脱毛では、エステサロンに比べて出力が強いレーザーを使用するため、痛みを感じやすいことがあります。特に、毛が濃く太い部分(ひげやVIOなど)は痛みが強くなることが多いですが、いくつかの方法で痛みを和らげることができます。

痛みの対策

  • 麻酔の使用: 多くのクリニックでは、麻酔クリーム笑気麻酔を使用して痛みを軽減することができます。痛みに弱い方や、ひげやVIOなど痛みが強い部位の脱毛を受ける場合には、麻酔を使用することで快適に施術を受けられます。麻酔の使用は有料の場合が多いですが、事前に相談しておくと安心です。
  • 冷却機能付きレーザー機器: 一部のクリニックでは、冷却装置が付いたレーザー機器を使用しています。レーザー照射時に同時に冷やすことで、肌の温度を下げ、痛みを和らげることができます。痛みが気になる方は、こうした機器を使用しているクリニックを選ぶのも良い方法です。
  • 痛みを我慢しない: 施術中に痛みを強く感じた場合は、我慢せずにスタッフに伝えることが大切です。レーザーの出力を調整してもらったり、照射ペースをゆっくりにしてもらうことで、痛みを軽減することができます。

4. 施術後のケアと注意点

施術後の肌はレーザー照射によって敏感になっているため、アフターケアが重要です。施術後のケアを怠ると、トラブルが発生する可能性があるため、しっかりと対策を行いましょう。

保湿と鎮静ケア

  • 保湿ケア: 施術後は肌が乾燥しやすくなるため、保湿クリームやローションをしっかり塗り、肌の乾燥を防ぎましょう。特に脱毛後の1週間は、毎日こまめに保湿ケアを行うことで、赤みやかゆみの発生を抑え、肌の回復を促進します。
  • 冷却と鎮静ケア: 施術後、肌に赤みや熱感を感じた場合は、冷却して鎮静させましょう。クリニックで冷却パッドを使用してケアをしてもらうこともありますが、帰宅後も冷たいタオルやジェルパックなどで冷やして肌を落ち着かせることが大切です。

強い刺激を避ける

  • 日焼けに注意: 施術後は、肌が敏感になっているため、日焼けすると炎症や色素沈着が起こりやすくなります。外出時には日焼け止めをしっかり塗り、紫外線から肌を守りましょう。
  • 入浴や運動を控える: 脱毛後の肌はデリケートになっているため、熱いお風呂や激しい運動は避けたほうが良いです。汗や摩擦が肌に刺激を与え、炎症やかゆみの原因になることがあります。施術後1〜2日はシャワー程度にとどめ、湯船に浸からないようにしましょう。

記事監修医師プロフィール

理事長/KOBE美容皮膚科

山本 周平

国立神戸大学医学部卒業 製鉄記念広畑病院勤務(形成外科、皮膚科、内科に従事)
中谷病院勤務(内科に従事)
湘南美容クリニック勤務(美容医療に従事)
神戸朝日病院(内科、皮膚科に従事)
複数の有名クリニックにて勤務 美容クリニックにて院長を歴任
2019年8月にお客様第一のクリニックを作るため、当クリニックを開業 2020年8月に医療法人康徳会理事長に就任

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