「ニキビ撃退法:IPLとレーザー治療の違いと効果を徹底比較!」
IPL(インテンシブパルスライト)とレーザー治療は、どちらもニキビやニキビ跡の治療に効果的な光治療法ですが、それぞれの仕組みや効果の範囲、施術後のケアに違いがあります。ここでは、IPLとレーザー治療の違い、治療に向いている肌トラブル、そして期待できる効果について詳しく解説します。
1. 治療の仕組みと照射方法の違い
IPL(インテンシブパルスライト)
- 仕組み:IPLは、広範囲の光の波長を用いた治療法で、異なる深さの肌層にアプローチします。光の波長の幅が広いため、さまざまな肌トラブルに同時に対応でき、特にシミ、くすみ、毛穴の開き、そしてニキビ跡の赤みに対して効果的です。
- 作用:IPLの光は、ニキビ跡の赤みや色素沈着、毛穴の引き締めなど、皮膚の広範囲に作用します。肌の表面だけでなく、真皮層にも影響を与え、コラーゲン生成を促進して、肌の質感を改善します。
レーザー治療
- 仕組み:レーザー治療は、特定の波長の光を使って一点集中でターゲットに強力なエネルギーを照射する治療法です。レーザーは特定の肌トラブルに集中して効果を発揮し、シミ、ニキビ跡、毛穴の開き、色素沈着などを改善します。
- 作用:レーザーは、肌の特定の層に深く作用し、メラニンや血管、さらに肌の深層にあるターゲットに働きかけるため、より強力な効果が期待できます。ターゲットがピンポイントなため、深いシミや頑固なニキビ跡に有効です。
2. IPLとレーザーの適用範囲と効果の違い
IPLの効果
- 適応範囲:IPLは、ニキビ跡の赤み、色素沈着、毛穴の開き、肌のくすみやシミに対して広範囲に効果を発揮します。複数の肌トラブルを同時に改善したい方に適しており、肌全体のトーンアップやハリの向上も期待できます。
- ニキビ跡の改善:ニキビ跡に対するIPLの効果は、特に赤みや色素沈着に優れており、肌のトーンが均一になり、透明感がアップします。治療は痛みが少なく、ダウンタイムが短いため、日常生活への影響が少ないです。
- 複数回の治療が必要:一般的に、3〜6回程度の治療が推奨されており、施術後は数か月間にわたって肌の状態が改善します。
レーザー治療の効果
- 適応範囲:レーザー治療は、シミや深いニキビ跡、色素沈着、毛穴の開きなどに対して効果が強力です。特に、一点集中で深い層にあるシミや跡に対して効果を発揮するため、頑固な肌トラブルの解決に向いています。
- 深いニキビ跡の改善:レーザー治療は、特定のニキビ跡やシミに強く働きかけ、真皮層にまで影響を与えるため、凹凸のある深いニキビ跡や色素沈着に効果があります。
- 効果の速さ:レーザー治療は、即効性が高いのが特徴で、1回の施術でも顕著な改善が見られる場合があります。ただし、効果が強いため、ダウンタイムがあることもあり、施術後に赤みや皮むけが生じることがあります。
3. 治療後のダウンタイムとアフターケアの違い
IPL治療後
- ダウンタイム:IPLは、レーザー治療に比べて痛みが少なく、ダウンタイムもほぼないのが特徴です。施術後に軽い赤みが出る場合がありますが、通常数時間以内に治まります。仕事や学校、日常生活に支障をきたすことはほとんどありません。
- アフターケア:保湿と紫外線対策が重要です。特に紫外線に対して敏感になりやすいので、日焼け止めをしっかりと塗り、外出時には帽子や日傘を使用することが推奨されます。
レーザー治療後
- ダウンタイム:レーザー治療は、IPLに比べて効果が強いため、ダウンタイムが長めです。施術後に赤みや腫れ、かさぶたができる場合もあり、肌が敏感になるため、数日から1週間程度の休養が必要な場合があります。
- アフターケア:レーザー治療後は肌が非常にデリケートな状態になるため、保湿や紫外線対策を徹底し、治療後のケアをしっかり行うことが求められます。特に、数日間はメイクを控える必要がある場合もあります。
4. 効果の持続期間
IPL治療
- 持続期間:IPL治療の効果は数か月から半年程度持続します。定期的にメンテナンスを行うことで、効果を長く保つことができます。年に1〜2回のメンテナンス施術を受けることで、肌のトラブルが再発しにくくなります。
レーザー治療
- 持続期間:レーザー治療は長期間にわたって効果が持続する場合があります。特に深いシミやニキビ跡の場合、1回の治療でも大きな改善が見られ、その後のトラブルの発生が抑えられます。数年単位で持続する効果が期待される場合もあります。
まとめ
IPL治療は、複数の肌トラブルに広く対応でき、痛みやダウンタイムが少なく、日常生活に支障をきたさずに治療を受けたい方に最適です。一方で、レーザー治療は、深いニキビ跡や頑固なシミ、色素沈着など、特定の問題に対して即効性があり強力な効果を発揮しますが、ダウンタイムや施術後のケアが必要です。
ニキビやニキビ跡の改善を目指す場合、それぞれの治療法の特性を理解し、個々の肌状態やライフスタイルに合わせて選択することが重要です。クリニックでのカウンセリングを通じて、最適な治療法を見つけるのがベストです。
興味のある方は、KOBE皮膚科クリニック福岡天神院でのカウンセリングを受けて、自分に合った治療法を見つけてください。
記事監修医師プロフィール
理事長/KOBE美容皮膚科
山本 周平
国立神戸大学医学部卒業 製鉄記念広畑病院勤務(形成外科、皮膚科、内科に従事)
中谷病院勤務(内科に従事)
湘南美容クリニック勤務(美容医療に従事)
神戸朝日病院(内科、皮膚科に従事)
複数の有名クリニックにて勤務 美容クリニックにて院長を歴任
2019年8月にお客様第一のクリニックを作るため、当クリニックを開業 2020年8月に医療法人康徳会理事長に就任